中京商・松山商・明石中の三つ巴時代

 1933年8月20日、夏の甲子園決勝。中京商が平安中に2対1で勝利し大会史上唯一の夏の3連覇が達成された。この3連覇は簡単に成されたものではなく、松山商・明石中という二つの強豪校との三つ巴の熱戦の中で達成されたものである。大会史曰く「戦前の中等野球の最も充実した爛熟時代」という3年間を中京商とそのライバル松山商・明石中の戦績を中心に辿っていく。


1.1929年〜1930年 爛熟時代の前夜

2.1931春 初登場、中京商

3.1931夏 王者不在の夏

4.野球統制令

5.1932春 明石中・楠本の覚醒

6.1932夏 中等野球の頂点

7.1933春 世代交代の季節

8.1933夏・上 吉田の夏、楠本の夏

9.1933夏・中 伝説

10.1933夏・下 史上唯一の達成

11.1933秋 爛熟時代の終焉

12.その後(終)

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